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色打掛ってどんな和装?
和装
最終更新日:2018/06/07
色打掛(いろうちかけ)とは和装の一種で、花嫁さんに人気の婚礼衣装です。
和風結婚式と言えば白無垢も思い浮かぶと思いますが、白一色の白無垢に対して、色打掛はカラーや模様の種類が多いので華やかな雰囲気になります。
最近では結婚式でウエディングドレスを着て、披露宴のお色直しで色打掛を着る、という組み合わせ方をする花嫁さんも増えてきました。
今回は色打掛の知っておきたい基本的な知識から、選ぶ時のポイントや人気なカラーまでご紹介します!
色打掛ってどんな和装?
色打掛とは和装の一種です
色打掛(いろうちかけ)とは、和装の一種で、挙式・披露宴で着られる格式高い礼装です。
着物の上にもう一枚「打掛」を羽織り、帯が隠れます。
豪華な生地に金糸銀糸でおめでたい吉祥模様の刺繡がほどこされたものが主流で、きらびやかな衣装を求める方におすすめです♪
和装は大きく4種類あります
色打掛
カラーも柄もバリエーション豊富で、この華やかさは他の和装にはありません。
豪華さを求めるなら色打掛で間違いなし!
白無垢
和装の定番で、最も格式高い正礼装です。
打掛や掛下、小物まで白一色なのが白無垢の特徴!この白一色には「純潔」「嫁ぎ先のどんな家風にも染まります」という意味があります。
引振袖
裾を引いていることが特徴で、お色直しで着られることが多い衣装です。
振袖は未婚女性だけが着られる衣装なので、結婚式が最後のチャンスです!
新和装
洋風の装飾を取り入れた現代版の和装です。オーガンジー素材を取り入れたスタイルが多く、まさに和と洋の融合「和洋折衷」な衣装です。
色打掛の由来
色打掛は、上級武家の女性が防寒具として、羽織りのように打ちかけたことが始まりとされています。
見た目は華やかで、お色直しで着られることが多いですが、人前式や神前式等の挙式でも着られる格式高い和装です。
柄・文様の種類は非常に多い!
鶴、松竹梅、菊のような白無垢でも使用される柄・文様だけでなく、熨斗(のし)、御所車(ごしょぐるま)、牡丹(ぼたん)などバリエーションが豊富で、選ぶだけでも大変です。
それぞれの柄や文様にはどのような意味があるのでしょうか。
鶴
鶴は中国で千年の命を持つと言われていて、長寿動物の象徴とされています。そんな鶴にはもう一つ、とっても素敵な特徴があります。それは「一度夫婦になると生涯を共に添い遂げる」という仲睦まじい習性です!まさに婚礼シーンにぴったりですよね♡
松竹梅
着物の柄だけでなく、さまざまなおめでたいシーンで使われる有名な模様です。
寒い冬でも緑を絶やさない「松」と「竹」、寒さが続く季節の中いち早く花を咲かせる「梅」。この3つが組み合わさったこの松竹梅は吉祥の象徴とされています。
菊
長寿を象徴するお花です。見た目の美しさだけでなく、香りも優れている菊は吉祥模様としても有名ですね。秋のお花とされていますが、季節を問わず使うことができます♪
熨斗(のし)模様
熨斗の由来は熨斗鮑(のしあわび)という神様への贈り物が由来とされています。現在でもお祝儀袋などで使われている、おめでたいシーンにぴったりの模様です。
御所車(ごしょぐるま)
御所車とは牛車(平安時代に貴族が乗っていた牛に引かせる車)のことです。
柄として用いられる御所車は人や牛は描かれず、貴族のような華やかさを象徴するモチーフとされています。
牡丹(ぼたん)
春に着たい花柄の一つ。牡丹は中国生まれのお花で、日本では古くから「花の王様」と呼ばれ、親しまれています。花言葉は「風格」「高貴」で、幸福の象徴とされています。
最近の結婚式では、色打掛の人気が高い♪
カラーや柄のバリエーションが豊富なことから、最近は色打掛の人気がすごいです!
日本伝統的な和装でありながら、可愛らしく見せることもできるところがポイントのようです♪
ウエディングパークドレスは花嫁さんの和装衣装で「白無垢」「色打掛」「引振袖」の3種の衣装のクチコミを募集しています。
その中でも色打掛のクチコミ件数がダントツで多いです♡
※2016年10月18日~2018年6月6日に投稿のあったクチコミをもとに集計しています。
色打掛を選ぶポイント
着用時によく見ておきたい3つのポイント!
ポイント1:背中
色打掛は背中に派手な柄・文様が施されているので、選ぶ時は必ず背中の見え方をチェックしましょう!
ポイント2:袖元
立ち姿の真正面で目立ちやすい箇所です。色打掛で華があるのは背中の文様ですが、ゲストに見られる正面もしっかりチェックしておきましょう!
ポイント3:襟元
襟元次第で顔周りの印象が変わるので、チェックポイントから外せません!自分の顔立ちに適した色合い・柄を選びましょう。
色打掛の色は赤が王道!
色打掛は何色でも大丈夫ですが、人気が高いのは赤色です。
赤は見た目が華やかなだけでなく、日本古来から縁起の良い色とされているところも人気の理由です♪
また、赤色は肌をきれいに見せてくれるので、女性としてはとっても嬉しいポイントですよね♡
ここで、赤以外のカラーの色打掛もご紹介します♪
黒
黒は厳かでエレガントな印象になります。黒と金色の組み合わせでより気品が感じられます!
オレンジ
温かくて柔らかい雰囲気があります♪
その他
最近では青色や薄緑色などの色打掛も用いられています。
ピンクやグラデーションなど、珍しい色打掛もご紹介します♡
色打掛での髪型5種類
文金高島田(ぶんきんたかしまだ)
花嫁さんが高い位置で結った髷(まげ)のことです。
上品で優雅さをイメージさせます♪
自前の髪の毛を結う方もいるかもしれませんが、主にはかつらをかぶります。
綿帽子(わたぼうし)
文金高島田の上からかぶる、白い布の袋状の帽子のことです。
本来は白無垢のみにあわせるかぶりものでしたが、最近では色打掛でも使用されるようになりました。
角隠し(つのかくし)
文金高島田の上にかぶる、帯状の布のことです。
頭を覆い隠すことが目的とされています。
洋髪
和装に洋髪をあわせるスタイルも増えてきました。
洋髪は個性を演出しやすい髪型です。
かつらをかぶらないので頭が重くなりません♪
新日本髪
伝統ある日本髪をアレンジした髪型です。
本来の日本髪は職人の方が特殊な道具を使って結い上げますが、新日本髪は現在のヘアセット技術で日本髪風に結い上げることができます。
自前の髪の毛で結い上げることができ、かつらをかぶらずに済むことから、プレ花嫁さんの間で注目されています。
色打掛を着てやってはいけないマナー
普段着ることがない色打掛。慣れていない装いをする時は不安がつきもの。
一生に一度の大事なシーンで着るからにはマナーも気をつけたいですよね。
ここで、色打掛を着る時におさえておきたい「やってはいけないマナー」についてご紹介します。
歩き方
色打掛を着ている時は内股を徹底しましょう!
外向きに足が開くと、せっかく清楚に見える色打掛姿が台無しになります。
手を挙げてはいけない
着崩れの原因になるので手は挙げません。
乾杯のグラスは胸元に挙げる程度で控えましょう!
扇子を広げてはいけない
色打掛を着る時は「末広」と呼ばれる婚礼用の扇子を持ちますが、これは広げてはいけません。
閉じたまま持っているか、帯に挟むのがマナーです。
色打掛はレンタルすれば気軽に着られる
最後に、色打掛の手配についてご紹介します!
レンタルがおすすめ
色打掛の手配はレンタルをおすすめします!
人生で使用シーンが限られているためです。
レンタルのメリット・デメリット
メリットは管理の手間がないことです。
高品質の衣装を低コストで着られるのはレンタルの最大のメリットかもしれません♡
対して、レンタルのデメリットを挙げるとしたら、汚してしまった場合はクリーニング代が必要になるという点です。
また、人気なデザインの衣装は他の人とかぶってしまうことがあるので着られないということもあるでしょう。
予算にあった方法で色打掛を手配しましょう!
いかがでしたか?
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